1.1話1.25話1.26話










『最初はリヴァル』 1.1話




「置いてかれたよ〜
 ルルーシュに置いてかれたよ〜」



エナジーの線が切れたのは俺のせいじゃない。
今日賭けチェスを持ちかけたのは俺だけど。
確かに授業遅れちゃうって思ってたけど。



「1人でサイドカ〜〜
 急いで20分の道のりを歩く〜〜〜
 絶対に遅れる授業に俺は行く〜〜〜
 だって家が寮だからどっちにしても行かないと行けないんだもん♪」



適当な拍子をつけて即興に歌う。



「ケータイだってルルーシュに繋がらない」



面白そうだからって賭けチェス斡旋するんじゃなかった。
ルルーシュ勝つから金入るしラッキーとか思うんじゃなかった。


サイドカー押して俺ことリヴァル今日も今日とて平和にやってます。


















『最初はリヴァル』 1.25話





馬術部が生徒会室に突進してこないように生徒会の仕事を終わらせた俺ことリヴァル。
朝から生徒会の仕事なんて頑張ってるな俺。他のメンバーも良くやるぜ。
それに今日はいつもとちょっと違う。



「ルルーシュ君な〜に見てるのかな?ひょっとして惚れちゃった?」

「珍しいだけだよ。彼女、始業式いらい来てなかったよな」



ルルーシュの視線の先にはカレンさん。



「カレン・シュタットフェルト。
 なんか、体が弱いらしくてさ。前の学年でもたまにしかね。
 でも、成績は抜群に優秀。シュタットフェルト家のご令嬢だから金はあるし性格は穏やか」



俺はすっとルルーシュに手のひらを向ける。
ルルーシュは不思議そうにこちらを見ているので言ってやった。



「例え友人の恋のための情報提供でも情報料は貰いまっせ」



溜息と共に手のひらには飴が数個のっていた。
ふむ、なかなかの収穫だ。



飴を口に入れて俺ことリヴァルは今日も今日とて平和にやってます。
















『最初はリヴァル』 1.26話



生徒会専用クラブハウスにて今日は歓迎会があります。
そう、カレンさんが生徒会に入るのだ!!
会長のおいしい料理と俺が持ってきた酒。最高である!



「さて、まずは乾杯と行きますか!」

「生徒会自らこれはいけないんじゃ……」

「まーまー硬いこと言わないで」



酒は断固死守である。ルールは壊すためとスリルを味わうためにあるんだ。
だから、未成年しかも学校で飲むというのが酒のおいしさを増させるのだ!!



「ルルーシュパス!」



そして、ルルーシュの主人公の力でシャンパンは上手い具合に噴射。
放物線を描いて見事カレンさんの頭に!!



「なんか、ごめん」



なんとも言えない空気の中とりあえず俺は謝った。
カレンさんがシャワーを浴びている間に俺は床掃除である。



雑巾片手に俺ことリヴァルは今日も今日とて平和にやってます。






 

 

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